鬼守の巫女

「巫女様なんてどこに居るんだよ!!そんな何処に居るのか分からない人の為に、俺は色んな物を我慢しなくちゃいけないの!?」

少年は感情的に叫び男の手を振り払うと、鋭い視線を男に向けた。

「それが貴方の運命です」

男は冷静にそれだけ言うと、真っ直ぐに少年を見つめた。
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