鬼守の巫女

あれは……誰の記憶だろうか。

その問いに、すぐに自分自身が答えを弾き出す。

あれはきっと……初代の巫女。

そして恐らくあれは鬼を封印し、結界にした時の光景だ。

それを思い出すと共に、どうしようも無い不安を感じる。

どうしてあそこに……魏戎が居たのだろうか。
< 701 / 912 >

この作品をシェア

pagetop