鬼守の巫女

……気にする事なんて無い。

あれはただの夢かもしれないんだから。

私の脳みそが勝手に描き出した、夢の可能性だってある。

夢はいつも……そんな風に曖昧なモノだ。

心の中で自分に弁解しながら自嘲気味に笑う。

しかしその間も、言い表せない様な不安が私の心を揺すぶり続ける。
< 703 / 912 >

この作品をシェア

pagetop