鬼守の巫女

……皆は大丈夫なのだろうか。

小金井家の生徒達はとても強いと聞いた。

……それにあの数。

いくら彼等でも……

そこまで考えて、首を大きく横に振った。

心配で戻った所で、私はただの足手纏いだ。

……私が捕まったら全てが終わる。

石も全部私が持ってるし、絶対に捕まるワケにはいかない。

そんな事を考えながら重たい足を引きずる様に上へと運び続ける。
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