鬼守の巫女

「今度は俺の本気だよ。人間一人くらいなら簡単に消し飛ぶ衝撃だ」

そう言って小金井さんは剣を構えると、静かに俯いた。

「ほら守って見せてくれよ!!お前の命を掛けてさ!!」

ニヤリと残酷な笑みを浮かべた彼の叫びと同時に、鼓膜を破る様な爆音と共に青白い閃光が……『私』に向かって真っ直ぐに放たれた。
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