鬼守の巫女

「自分を犠牲にして敵である巫女を守るなんて……愚か過ぎて涙が出るよ」

小金井さんはそう言って冷めた瞳で瑠愧を見つめる。

その次の瞬間、激しい爆音と共に屋上の灰色の扉が吹き飛んだ。

そしてそこから火伏さんと木住野さんが飛び込んで来た後、それに続いて魅麗と魏戎が飛び込んで来る。

すると皆は目の前の光景を見て……驚いた様に目を見開いた。
< 735 / 912 >

この作品をシェア

pagetop