鬼守の巫女

「全てを知りたいなら今は大人しく従っておけ」

眞水さんはそれだけ言うと、そのまま部屋を出て行ってしまった。

「貴女達は下がりなさい。……後は私が」

そう言って彩乃さんが立ちあがると、女の人達は深く頭を下げて部屋から出て行った。

「彩乃さん……一体……」

未だ理解出来ない状況に、窺う様に彩乃さんを見つめる。
< 810 / 912 >

この作品をシェア

pagetop