夜空に咲く僕たちの願い


「昨日まで仲良かったのに次の日になったらみんな無視してさ。貸してたゲームだって壊されたし、自分の物が無くなるのは当たり前だった。目の前で悪口を言われたり…毎日が苦しくてさ、辛くて。自分が否定されてるみたいだった。だから僕なんか死んじゃえって思ってた。」




音ひとつない公園に翔太の声だけが響き渡る。
それらが物に触れ、ゆっくりと染み込んでいく。
俺の体にも染みていった。
だから胸が痛かったのかもしれない。
俺はただ頷くだけでそれ以上は何も言わなかった。


翔太の透明な心を見たかったから。




「こんな自分が嫌だった。何も言えない自分が情けなかった。立ち向かおうとしても怖くてできなくて…。だから自分を傷つけた。僕はこんなにも逃げたんだって。このまま死んでしまったら楽なのにって思ってたらさ、ある人が僕に声を掛けてくれたんだ。虐められてから1週間くらい経ったとき。違うクラスの子で…今まで話しなんてしたことない人で…」



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