夜空に咲く僕たちの願い
今日はあまり天気が良くないな。
そういえば今日の夜って何か面白い番組やっていたっけ?
あ…そういえば母さんに今日の夕飯聞いておくの忘れた。
そんなくだらないことを考えながら歩く。
くだらないことでも生きていると実感さえすれば何か嬉しくなるんだ。
修平に貰ったメモ用紙を頼りに翔太の居場所を突き止める。
昨日も思ったけど俺って刑事に向いてるんじゃないかな。
こうやって追跡するの、嫌ではないし。
住宅街をすり抜けて、少し落ち着いた場所に翔太の家があった。
それを見た瞬間、思わず言葉が漏れてしまう。
「なんだこの家」と。
間宮と書かれた表札を見て「ここで間違いない」と再度確認をした。
そこに建っていたのは3階建てのコンクリート塀でできた洒落た家だった。
もしかして翔太はお金持ち?
でも確か両親は離婚してるって言ってたよな。
俺はそれを目の前にしたらなぜかインターホンを押すことができずに立ち竦んだまま。
何か緊張しちゃって。
想像とはかけ離れた世界だったから。