夜空に咲く僕たちの願い



瑠花の結婚式は都内にある高級ホテルで行われるようだ。
どうやら相手側がかなりの資産家らしく、かなりの人が祝福に訪れるようだ。



着なれていないスーツを来て会場に急いだ。


会場に着くと渓斗がすでにいた。
グレーにピンク色のカッターがこれまたかっこよく見せる。




「…お前遅いっつの」




「ごめん、ごめん。あれ翔太は?」




「アイツもまだ来てないんだよ」




渓斗の言葉を聞いて俺はポケットから携帯を出した。
翔太に電話をすると「もうすぐ着くよ」と返事が返ってきた。電話を切り携帯をしまおうとしたとき渓斗に腕を掴まれた。




「へ!?なに!?」





「…お前まだつけてたのか?そのストラップ」




渓斗が言うストラップというものはあのクリスマスの日に白石さんから貰ったものだ。
未練がましいと思うかもしれないけど些細な反抗だと今日は許してくれ。

でも何故渓斗がストラップのこと知っているんだ?
俺…教えたっけ?




「…何で、知ってんの?ストラップのこと」




すると渓斗は「しまった!」という表情を見せた。
辻褄が合った気がした。
そうか…そういうことだったのか…




このストラップを白石さんに渡したのは渓斗だ。





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