最強な三つ子の最悪な話




「あっ
僕、村瀬 頌汰(ムラセ ショウタ)!
席は青夜の隣だよ♪
よかったら友達になって?」



―――友、達?



「五月蝿くしないんだったらいいけど…
ね?青夜」





「あぁ……?」



なぜ疑問系…?





「ほんと!?
わぁ~っ!
凄く嬉しい!
ありがとーっ!!
やったぁ~!」



…少し五月蝿い



だけど―――


本音を言うと、青夜と2人って寂しかった。



だから、村瀬みたいに話しかけてくれる人がいて嬉しかった。





ほんの少しだけど、クラスに溶け込めたような気がして…



心が軽くなった。



こっちこそ、まじサンキューっ


…恥ずかしいから絶対口に出さないけど!






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