悪探偵
さっきまでの信頼出来る探偵じゃない。

今にもシマウマを襲おうとしているライオンみたいな……

じゃあ私はシマウマ?

って、そんな事言ってる場合じゃない!


近付いてくる浅霧さん。
後ずさる私。

でも、その内後ずさり出来なくなってしまった。
私は壁際に追い詰められた。

「あっあの……」

横移動しようとしたけど出来なかった。

もう目の前まで来ていた浅霧さんの腕に阻まれて。

「逃げられないよ」

ニヤリと笑う。

やだ…

何?

何されるの?

身の危険を感じる。
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