天国への階段 ―いじめ―
十九日目




◇天国まであと一段




 


天国まであと一段。
 



いつの間にか、こんなところまで来てしまった。
あっという間だった。



百段を、百日かける間もなく駆け上がってしまった。




最近は、嫌なことは山ほどあるのに、いざとなると、足がすくんであまり上れないでいたが、それでも天国へと近づいていたのだ。




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