涙は華のように
えっ それって…

「涙華、俺はお前に惚れてる。
俺の女になってくれないか?」

「わっ私も 零蒔さんが好きです!!」

俯いていたら腕を引っ張られ
零蒔さんに抱き締められた。

「雷哉とお前が2人でいるの
見てるのは正直キツかった。」

「でも 私には零蒔さんじゃないと
駄目だった。」

貴方じゃないと…
私は幸せにはなれない。
貴方が私に一生分の幸せを下さい。

「ずっと一緒にいる。
 絶対離さないから 覚悟しとけよ。」

そう笑った零蒔さんは今までで一番
かっこよく、一番輝いていた。


いつの間に貴方の眼に光が
戻っていたのだろう…。

今の貴方は私の自慢の彼氏。

これからもずっとそうでありたい。

永遠に――…
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