涙は華のように
私は零蒔さんの彼女になることができた。

零蒔さんにもらったピアスもちゃんと付けてる。
また 零蒔さんとおそろいになった。

そのことを柚歩ちゃんにいったら
「良かったね」って頭を撫ぜてくれた。

あんなに反対してたけど
受け入れてくれたことがすごく嬉しかった。

亜嗣汰くんや零羅にも言ったら
「やっとか」って言われた。

よく分かんなかったけど
お礼を言っておいた。



そして今なにより驚いていることは
最早学校中に私たちが付き合い始めたという
話が流れているということ。


学校が終わるとかならず
零蒔さんと亜嗣汰くんが校門で待っていてくれて
そのまま遊びにいったり
家に送ってもらったりした。


ある日 校門には亜嗣汰くんがいなかった。

「今日は亜嗣汰くんいないんですか?」

「あぁ またには2人でいたいからな」

///

そして 着いた場所は私たちが付き合い始めた
公園だった。

前みたいに零蒔さんはジュースを買ってきてくれた。

「ありがとうございます。」

「なぁ 涙華。
 俺ら付き合ってんだよな?」

「はい…?」

「俺のこと呼び捨てで呼べよ。
 あとタメ口でいい。」

はぇ?!

そんな… 呼び捨て…///
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