19の夏~私の愛した殺人鬼~

 チラリと振り返ってそんな二人を見たネコは、微かに口元を上げて笑った。


「ネコと出合ったのは、その後だ」


 冬我は歩きながら話を続けた。


 森の中は涼しく、歩いていてもさほど苦痛にはならない。


 どこからかの鳥の鳴き声と水の音を聞きながら、4人はどこかにあるであろう、出口を目指した。
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