piece

「バイトだよぉ。
帰りどっか行くの?」

「B組の子たちとカラオケ♪
海央もかっこいいって言ってた
篠原くんも来るみたいだから
バイト休んじゃいなよ!笑」

優奈は人なつっこい性格のためか
他のクラスにも友達を作るのが早かった。
海央と優奈と同じクラスでの
仲良しグループは6人だが
海央以外の4人は
優奈のこのノリを『男好き』と陰で嫌がっていた。
海央は別に平気だった。

「んー…当日だからなぁ
じゃあ1時間だけにするか!
多分それなら電話すれば平気。」

「じゃあ早く行こ!」

海央が優奈と仲良しグループのミカとのんちゃん
優奈が取りつけたB組の男の子5人と
駅前のカラオケにいる頃
海央のバイト先の居酒屋では
オープンと同時に入った
大学生の団体が盛り上がっていた。
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