君がいるから
それから一年後・・・・



キュウは話す事を忘れて空を眺める度にあの子の事を思い出していました。

あの時頬にキスした事をあの子は覚えているのだろうか・・・


ぼんやりと空を眺めるキュウに女神様は言います。

これからはわたしと共に生きて行きましょう。

下界の事など思い出しても仕方がありません。


その言葉を聞くキュウは頷きまた空を眺めました。

あの時の幸せ感と脱力感の双方を思い出すかの様に・・・・




君がいるから



                         完
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