【続】幼なじみは俺様王子。




「早川クンだよ!」


ハチミツ色の髪を揺らして言う愛チャンは女の子のあたしでもドキッとしちゃうほど可愛いんだ。


早川クンって爽のことだよね?


やっぱりあのふたり、一緒にまわるんだ。


お花見の時もなんかいい感じだったし……


そんなことを考えていると、あたし達の近くに爽がいることに気づいた。


友達と笑顔で会話を交わしながら、こっちへ向かってくる。


あたし達の横を通り過ぎようとした時、愛チャンが爽の腕を掴んだ。


「ちょっと早川クン! どこ行くの?」


振り向いた爽が不機嫌そうに眉を寄せて、愛チャンに言った。


「だから、そういうことじゃねぇんだったら一緒にまわらねぇっつったろ!」


軽蔑するような目で愛チャンを見つめる爽はお花見の時とは違う。


それに、“そういうこと”って一体なに……?


不思議に思ったあたしとあーちゃんは、顔を見合わせて首を傾げる。





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