【続】幼なじみは俺様王子。




爽の愛する人、か。


どんな人なんだろう……。



オレンジジュースを片手に、ぼーっと考えていると、目の前にあーちゃんの顔が現れた。


「ねぇ、穂香?」


名前を呼ばれて「ん?」とあーちゃんを見た。



「あのね、言うの忘れてたんだけど……」


言葉を濁らせて言いづらそうに上目づかいであたしを見つめる。


「晩ご飯、終わっちゃったよ」


あーちゃんの言葉を繋ぐように、愛チャンが軽い口調で言い放った。


「えぇえええええ!?」



目を見開いて、勢いよく立ち上がる。


飲み干したペットボトルがコロリと転がった。


ば、晩ご飯が終わっちゃったぁああああ!?


今日は沖縄ならではの郷土料理だっていうから楽しみにしてたのに……。


「そ、そんな冗談……」


嘘だ嘘だ、と自分に言い聞かせて、チラッと時計を覗く。



現在時刻 8時。


「……嘘」


晩ご飯からもう2時間も経っているなんて……。



はぁああああああ(泣)


撃沈。






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