俺のワケアリ彼女



「・・・・」




フルフルと頭を横にふる。




いい加減に喋らねぇか・・・?




「何が、だめなんだ?話してみ?」




少し優しく聞いてみた。




サダコの目に涙が溜まる。




あぁ!!!




泣くなぁー!!!!!




「俺に言えないのか?」




頭を撫でながら、サダコに聞く。




「・・・・せっ・・・・先生っ・・・・ごっ・・・・めんなさい・・・・」




これしか言わねぇ気か。




ため息をついた。




「・・・・先生っ・・・・、言ったら・・・嫌いになるもん・・・・」




いや、もとからそんな好きじゃねぇし。




「じゃぁ、言わなくていい。」




めんどくさいことは御免だ。



< 14 / 363 >

この作品をシェア

pagetop