俺のワケアリ彼女



「大丈夫じゃねぇだろ!大人しく寝て・・・ろ・・・」




涼の目から流れた涙。




なんで泣いてんだよ。




「・・・涼・・・・?」




「・・・わかった・・・涼、先生の言うこと聞く・・・」




そう言ってベッドに戻る涼。




「どれだけ涼が我慢して傷ついてると思ってんだよ、壱先生」




我慢?




そんなの俺だってしてる。




涼だけじゃねぇだろ。




「・・・」




それだけ言うと転校生は保健室からでていった。




なんなんだよ・・・ガキのくせに・・・・。




それから授業をして放課後。




俺は保健室にまたいった。




「紅、涼は?」




保健室に入って紅に聞いた。




「それが、寝てくれないの・・・寝ても10分起きとかに起きちゃって・・・」



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