俺のワケアリ彼女



「はいはい・・・」




俺は涼の手を握りしめた。




「・・・いっちゃぁん・・・」




涼はフニャっと笑って俺を呼んだ。




な・・・・。




俺は顔が赤くなるのを感じた。




腕に巻き付く涼。




「・・・・ちょ・・・涼・・・」




「・・・・んー・・・」




完全に寝ぼけてる・・・・。




ふらふらと歩く涼。




ぶつかる!!!




危なっかしい・・・・。




俺はいつの間にか涼を抱きしめるような体勢になっていた。




すると涼はぎゅぅと俺の首に両腕を回した。




「抱っこ・・・・」




離れない涼に俺は渋々抱っこした。




涼はまた寝はじめるし・・・。



< 95 / 363 >

この作品をシェア

pagetop