禁断の恋。~教師×生徒~
妹はすでに家を出ていて、
家にはあたしだけが物音をたてて支度する。
「ピンポーン」
「はーい!」
あたしは急いで食べかけのパンを喉に通し
牛乳を流し込む。
「いってきます。」
「おまたせ・・。」
「全然待ってない。」
井上の優しい笑顔に何故か安心する。
井上を見ると、あたしの親が思い浮かんでしまった。
井上があたしのお父さんと一致して見えた。
少しクラッときた。
馬鹿。井上だよ?井上だったら将来一緒にいても
きっと幸せになれる。
大丈夫。大丈夫だよ。
今のあたしは井上からいっぱいの愛情を貰ってる。
大丈夫だよ。