禁断の恋。~教師×生徒~
「・・・駒野。」



「ん?」


恐る恐る井上の顔をのぞいた。



その瞬間、井上に手を引かれ


学校とは逆の方向に


引っ張られる。



「い・・のうえ!・・・?」



「・・・」


井上は黙ったままあたしを引っ張って走り続ける。



怖い。


すると、少し暗くて人目の少ない路地裏につれてこられた。



「井上?どこここ。」


怖い。


すると視界を覆いかぶさるように目の前が見えなくなった。


唇に、柔らかく何かがぶつかる。


「・・んっ・・・。」



やだ・・・・。怖い・・・。井上・・。



あたしは井上の胸を叩いた。


すると井上はあたしの唇から離れ


あたしの目を見て言う。
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