大好きな君に

頑張ろうって思ったから、君に聞いてみた。


『私の事嫌い？』


って。
そしたら、君は黙り込んで考えたよ。


『嫌い。』


はっきりと聞こえた。
低く、冷たい声で。
私は、涙が溢れた。
君は去っていった。
これは、傷ついた。
本当に本当に。
嫌、傷つかない人なんていないよ。
好きな人に。
こんなにも想ってる人に直接、嫌いなんて言われたら。


私が、君に傷つけられた事はまだまだ、たくさんあるよ。
後輩を通じて、嫌いって言ったりだとか、
私がいたから、近くに寄らなかった、つまり避けられた事だってあったよ。
その度に、私は涙を流した事。
君は絶対にわからない。いや、わかってほしくないの。
この事は、本当に傷ついたから、諦めようって思ったよ。
あの時は、君を諦める事しか頭になかったから、私だってそう思った。
君の恋を応援してあげたいって。
君とその子の方がお似合いだってことも、ちゃんとわかってる。
わかってるけど、
無理なんだ。
それは、私にしかわからない君の魅力とか君への思いがあるから。
この恋を無駄になんて絶対したくなくて。
君に好きな人がいても頑張ろうって思えた。
ツラいけど…
悲しいけど…
私は、君が好きだから。