先生!恋ってなんですか?!
それはね?

【相談の時間】

私は、授業なんてどうでも良かった。ただ・・・放課後の直ぴーとの相談の時間が待ち遠しくて、心がウズウズする。

この時間が無くなってしまっては私はどうなるんだろう。この時間は私にとって命そのものだから。私からこの時間を取ってしまっては、私はすぐに壊れるだろう。


その相談は秘密の部屋で行われる。

【佐々木直人の相談室~季穂専用~】って部屋。みんなこの部屋の存在は知らない。だってみんなが絶対見れないところにあるから。先生方も一部の人しか知らないんじゃないかな?

その部屋は学校の暗い暗い地下にある部屋。でも中に入ると私好みのピンク色をした可愛い部屋。直ぴーが私が話しやすいようにって全部インテリアを揃えてくれた。しかも全部自腹。私のためのそこまでしてくれる直ぴーの優しさに毎回涙が止まらない私。

そんな私を見て直ぴーは可愛い笑顔で笑っている。でもその笑顔は可愛いのにどこか意地悪も混ざっていて。そんな直ぴーが愛くるしくて・・・いつも見とれてしまう自分がいる。恥ずかしいくらい直ぴーを見つめてしまう自分がいる。


だって・・・可愛いんだもん。


直ぴーは生徒全員から大人気。芸能人で言うと今の嵐みたいな人気?でも、周りの人は直ぴーの顔で判断してるでしょ?完全に。

トイレ行くと必ず直ぴーの話している女子がいてさ?


「やっぱ直ぴーかっこいい!あの鼻!チョー高くない?!あの目も可愛い!」


私はこの会話を聞いた時、本当に直ぴー好きなのは私しかいないって確信した。


そりゃ、直ぴーは顔もイケメン。

でも、それ以上に性格がイケメン。


優しい、かっこいい、可愛い、人の気持ち考えれる、人を傷つけることを言わない、意地悪、ドS、生徒と同じ目線に立つ、年齢関係無しに接してくれる・・・他にも細かいところを言えば、もっとある。


こんな直ぴーが好き。


< 3 / 11 >

この作品をシェア

pagetop