先生!恋ってなんですか?!

「だって・・・」

「だって何?」

直ぴーは意地悪そうな顔で私の答えを待っている。

私は、直ぴーのその顔に弱い。だって・・・可愛すぎるんだもん!教師でその顔あり?!って顔!

「だって何だよ!その続きは?」

「だって!だってだって!・・・直ぴーに会いたかったんだもん・・・・」

私が顔を真っ赤にして素直に直ぴーに言うと・・・。

「よーしよしよし!素直でちゅね~♪よく言えました!こっちおいで?」

ま、またもや、赤ちゃん言葉??!犬に赤ちゃん言葉使ってる系ですか??!

「直ぴー赤ちゃん言葉やめてよっ!」

「だって、幼稚園児でしょ?」

直ぴーの意地悪さは増すばかり・・・。

「もうっ!好きでこんなに小さいんじゃありませんっ!」

「いいから!こっちおいで?」


な、何その甘い声!私・・・・惚れちゃうよ?


「本当に・・・行かなきゃだめ?」

「ん~もう!そんな可愛い顔で言うなよな~こっちが焦るじゃんっ!」

「可愛くなんてないもんっ!嫌味ですか?!」


私はむかついて、怒りを直ぴーにぶつけた。
すると・・・直ぴーの答えは全然予想もしてなかったことだった。


「チュッ・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「へっ??!!」

「驚いたぁ?キスって言うんだよ?翔にしてもらったかぁ?」



な、なんで・・・キス??!?!////

「な、な、なん、で、キ、キ、キス??!」

「ん?季穂が可愛かったから♪」


な、何で、キスして直ぴーは平気な顔でいられるの?教師と生徒だよ?x絶対しちゃいけないことじゃんっ!

あっ、それともあれですか?赤ちゃん言葉使うような教師だから、していいことと、悪いことの区別がつかないとかぁ??!

「なんだよ?もしかして・・・ファーストキスだった?」

「ち、違います!キスなんて毎日・・・・」

「へ~毎日してるんだぁ・・・♪いいこと聞いた!」

な、なんで直ぴーはそんなにどSなんですかぁ??!
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