♂GAME♀
そうだよ。
今考えたら勝手に始められたゲームだもん。
終わるのだって、勝手でいいじゃん。
輝ばっか、いつも勝手なんだもん。
私だって勝手にして……
いいよね?
『は? ゲームをやめたい?』
早速、次の日に輝に交渉。
なんか明らかに不機嫌な顔されたけど……
私にも、勝手にする権利あるもんね!
『何? どうしても答え見つかんないの?』
『そうだよ。 それに、答えがわからないからって輝と付き合う必要なんてないよ』
おしっ!
言ってやった。
ってか、普通に間違った事言ってないじゃん。
人の気持ちなんて、ゲームの代償に出来ないし。
『じゃ、いいよ。 ゲームやめよっか』
『……へ?』
あまりにも呆気なく終わらせるから、拍子抜け。
今まで頑張ってたのって、一体何だったのよ……
『でも、綾香は貰うよ』
……え……?
『本当は恋人として欲しかったけどねー…… とりあえず外身(ソトミ)だけでいいや』
いつも強引な輝だもの。
色んな事態を想定して、こうして玄関で話す事を決めた。
扉を開けたまま話せば、何かあった時にすぐ逃げられるから……
『ちょッ 待ってよ!』
だけど、力強い手に掴まってしまったら、逃げるなんて出来るわけない。
『待たない』
中に引きずり込まれ、足で乱暴に扉を閉める。
『綾香の負けだよ』
全身に鳥肌が立った。
今まで輝が恐いなんて、思った事なかったのに……
『ゲームオーバーだ』