♂GAME♀

『もうあんな事しないで』
『じゃあ、ゲームやめるなんて言わないでよ』

輝がむちゃくちゃ言うのは今始まった事じゃないけど……
こんなんじゃ、きりがない。

輝の事、嫌いじゃないけど付き合うとかそういうのは、正直わかんないし。

何でゲームにこだわるのかも、未だにわかんないしね……

『せめてヒントとかないの? さすがにノーヒントは、無謀(ムボウ)なんだけど』

まぁ、今日みたいにされても困るし、あと少しくらいゲームに付き合ってあげてもいいけどさ。

『ヒントかぁ…… すぐ思いつかないんだけどな』

髪をクシャクシャと掻き、苦笑する輝。

こういう姿だ。
私がいつも違和感を感じるのは……

『出身地とか、頭文字でもいいからさぁ』
『んー……そうだねー』

私が輝を知ろうとする時、必ずと言っていいほど困った笑みを見せる。

『またヒント考えとくよ』

もしかして輝を知りたいのは私じゃなくて、輝なんじゃない?って……
そんなふうに思ってしまう……
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