♂GAME♀

捨てられるのが恐いんだと……
誰かが言った。

そんな気がした……



『……ん』

温かくて、ふかふかで、
優しく包み込むような感覚。

これは……

『おはよー』

って、輝!?

ここは、輝のベッドだ!!

確か輝に突然襲われて……
そんで……

『私……しちゃったの……?』

キスまで覚えてるけど、それからは全く記憶がない。

まさか本当に輝と……

『やー……想像以上に激しかったなぁ』

ギシッとベッドに片膝を立て、私の唇に触れる。

どうしよう。
智志に何て言ったらいいの?

呆れて、口も聞いてくれないかも知れない。

『ぷっ』

……ぷ?

『そんな顔すんなって! 傷付くっての』

輝がいつものように、そう言って笑うから意味がわからなくて……

なんだか少し安心したような気がして……

少し可笑しかった。

『キスしただけなのに暴れて頭打つんだもん。 おまけに意識飛ばしてるし』

え?
それってもしかして……

『……やってないよ。 寝てる相手にそんな鬼畜な事できんかった』
『輝……』

って、何で私がジーンとしなくちゃいけないのよ!!
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