ボクは誰?

空虚

ボクは部屋にこもった。

食べたいって気持ちも、

全くないんだ。

タクシーに乗ってた時は、

お母さんの手料理が食べたいって、

すっごく思っていたのに。



ふと、

携帯を取り出した。

病院では、

携帯が使えないからと、

お母さんに持って帰ってもらってた。



ずっと充電されたままのボクの携帯。



メールの着信が一件だけあった。


『史佳』


ボクは、

急いでメールを読んだ。




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