初めての気持ち
閉鎖
私の自由な生活は呆気なく終わった。
学校の先生から母に電話がいき、
また始まった外出禁止の生活。
外に出るのは買い物のときだけ。
何をするわけでもなく、ただ過ぎて行く日々。
頭にあるのは君のことだけ。
君は今何してるの?
ちゃんとご飯食べてる?
また自暴自棄になったりしてない?
心配することはいくらでもある。
今すぐにでも君の所へ飛んでいきたい。
だけど、私はこの檻から出られない、
私をここに閉じ込めたハハオヤと、
出て行く勇気がない私自身が、
―殺したいほど憎い。