ミルクティー
「あっ、莉緒!次は移動教室だからそろそろ移動しようか!」

明るく笑ってくれる紗希。

「うん…!」

なんか嫌な予感がするけど、気にしない!

周りを見ると皆移動したのかほとんどいない。

「あ…龍、移動教室だよ?移動しなくていいの?」

「あぁ…サンキュ…」

ダルそうに立ち上がるとゆっくり歩き出した龍。

「莉緒ー?どうしたのー?早くいこー!」

遠くから紗希の声が聞こえた。

「はーい!今行く!」

紗希のところまで行くと

「何してたの?もしかして中村君と話してたの?」

「うん。移動教室って伝えただけ」

「いいなー!私も話したいよー」

なんて他愛もない話をしながら目的の場所に着いた。
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