この隙間、僕の存在。
また、今日もこれから3人で部活の行われる体育館に急ぐ。
「ウッス」
先輩たちに軽く挨拶し、キャプテンの指示が下るまでは自主練だ。
「あー……。なんっか、しっくりこねえんだよな」
「ん? なにがだよ」
久修が何か納得いかなそうな顔して言う。
「なんかさ、この間バッシュ買いに行ったろ? なんかあれがしっくりこんくてな」
「んな、試合間近に何してんだよっ」
「アホですか」
「う~む」
そんな会話をしつつも3人はそれぞれ自分に合った練習に打ち込む手は止めない。
これでも自分の存在がこのチームにどれだけ大切なものなのか、はベンチの奴らだっていることを考えると全員、痛いほど身にしみるのだ。
「集合ー」
そんな俺達の手がピタリ、と止まったのはキャプテンの声がこの体育館じゅうに広がった時だった。
「ウッス」
先輩たちに軽く挨拶し、キャプテンの指示が下るまでは自主練だ。
「あー……。なんっか、しっくりこねえんだよな」
「ん? なにがだよ」
久修が何か納得いかなそうな顔して言う。
「なんかさ、この間バッシュ買いに行ったろ? なんかあれがしっくりこんくてな」
「んな、試合間近に何してんだよっ」
「アホですか」
「う~む」
そんな会話をしつつも3人はそれぞれ自分に合った練習に打ち込む手は止めない。
これでも自分の存在がこのチームにどれだけ大切なものなのか、はベンチの奴らだっていることを考えると全員、痛いほど身にしみるのだ。
「集合ー」
そんな俺達の手がピタリ、と止まったのはキャプテンの声がこの体育館じゅうに広がった時だった。