蓮の苦悩
麗奈を知れば知る程
俺は手離せなくなる


腕の中で必死に思いを
返してくれていた麗奈の
顔は美しかった


シーツの染みが
彼女を抱いた証


初めてだった


大丈夫だろうか


優しく抱けただろうか


ふと 目を覚ました麗奈
に優しくキスをする


"大丈夫か?…痛い?"


コクンと小さく頷き
俺の胸に顔を埋める


うぉ〜ヤバイだろ
かわいすぎる


そんな事を思ったら

男の本能が…

ダメだ ガッツクな!
鎮めなきゃ


"麗奈今度の休み
俺の実家に行こうな"


夏休み貰って
どこかで泊まって
プロポーズしよう

決めた


会話をして
気を紛らわそうとするのに
甘えてくる麗奈
天然か?
コ コラ!

当たってるって!!


ゴメン
我慢なんかできない

5年分の思いなんだ

俺は
もう一回

麗奈を両腕で閉じ込めた
完全に麗奈に
メロメロになった…
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