蓮の苦悩
その夜は
何度も麗奈を抱いた
お互い激しく求め合った

麗奈にも風呂の続きを
何度もしてもらった

次に二人で会える日が
いつかわからない

今日は二人にとって
特別な日

10月の麗奈の誕生日頃
朝比奈家に行って
婚約のお願いに行く事を
決めた

結婚までの約一年
お金の事、新居の事
今から考えて行こうと
心に決めた

翌日夜に麗奈を自宅に送り軽く食事を頂いた

その後俺は
岡嶋と川辺に電話して
居酒屋で会う事にした

前からプロポーズが
上手く行ったら
奢る約束していたからな

"え〜っと まずは報告な
昨日麗奈にプロポーズして
OK貰った。
来年結婚できる様に
年内に挨拶に行くつもりだ"

すると

"おー!とうとう決めたか!
後は親父さんの了解
もらうだけなんだな"

と川辺はニヤニヤして言う

だが岡嶋は意外な事を
言ってきた




"田崎…
お前と付き合っている
と言っている女が
署にいるぞ
心当たりあるか?"

俺と川辺は顔を見合わせた
"岡嶋…それはいつの話?"
"俺が聞いたのは、先週…
だが周りは先月聞いたらしい…"

俺は誰が言っているのか
見当はついていた
水野しかいない…
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