蓮の苦悩
そんな…違うから

"なんで水野のせいなんだ?"


"だって…毎日私に
連絡くれたり、
誘ってくれたり…

前に私が入院した時も
毎日お見舞いに
来てくれていたでしょう?
私…いつも岡嶋君に
心配かけてるから…"


"水野ちょっとこっちに来い"

俺は水野の腕を掴んで
ベットに座らせた


"水野…お前笑う様に
なったよな?"

"え?"

"気付かない?可愛いよ"


////////


真っ赤になる水野を
抱きしめ

"なぁ まだ俺の彼女に
なる気無い?
お前が彼女になってくれたら
病気すぐ治るんだけど"





"本気?"


"もちろん"


目を大きく開けて
じっと俺を見る


"私、岡嶋君の事は
前から好きだよ
でもその好きって恋愛の
好き…とかじゃなくて…


けれど最近は私もよく
わかんなくって…
岡嶋君と会えないと
寂しいし…

ちゃんと好きになってから
じゃないと岡嶋君に悪い"


………………ギュッ

"なんだよ それ…
ちゃんと好きになったら
……なんて
考えてる時点で
お前俺が好きだろ?

今こうして抱きしめても
嫌がらないじゃん

素直になれよ"
< 93 / 157 >

この作品をシェア

pagetop