あなたと見たステキな夢
出会い
櫻井由美  

二葉和也   



~由美~

ねぇ、

和おぼえてる?

あの年、あの出会い、あの日の思い出。


2人の出会いは、確か

春で高校の門だったよね。

入学式の日。



キーンコーンカーコーン

ワタシは、

1年B組になった、和も。

和は、ワタシの左隣に座ってた

「よろしく」

和が、あいさつをしてきた。


3ヶ月経って、みんなも、クラスに慣れて、

彼氏・彼女をつくる人が増えてきた。

でも、

和は、そういうのが、嫌いそうだった。

ワタシは、

和のコトが、入学式の時から、

気になっていた。

でも、和はカッコよくて、モテモテだった。

ある日、放課後、門でワタシに、

「櫻井~」

ワタシの右隣の、

大野瞬クンが、走ってきて、

「あのさ、ずっと、櫻井が好きだったんだ。」

告白だ。

そんな時、和が門を通り、帰ろうとする。

少し寂しそうに、走って、私とすれ違う。

「ゴメン。」

ワタシは、大野クンに断った。

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