シーツの上のブタ。
(……確かにその機械の機能を駆使し扱えば、ブタさんの居場所が分かるかもしれない。)
ダイスケは目を閉じた。そして、眼前に突き付けられている【変生物探知機・ホントは〇〇ではない!?】を、ステンチーから奪った。
「……!何するんだ、ダイスケ君。」
「迷ってる暇なんて無いよ。……そのネーミングセンスのない機械、【変生物探知機・ホントは〇〇ではない!?】を使ってブタさんを助ける。……良い考えだね。」
ステンチーはダイスケの異常たる目の輝きに度肝を抜かれた。俺はダイスケについて行きたい、【目的】何て二の次でも構わない。……そう思っていた。