This is us



演技中は、ただただ失敗しないように全てを丁寧に力をこめて踊った。



目立った減点もなく、今までで一番の団体を踊れたと思う。

そう思っているのは、私だけじゃなく皆同じ気持ちだった。

笑顔で、応援席に戻る。


滝のように流れる汗が、不思議と気持ちいい。



「先輩、よかったです!個人も頑張って下さい」


中村さんが笑顔でタオルとペットボトルを差し出した。



「ありがとう!」


お昼休憩を挟んだら、個人だ。


五人で使っていたマットを一人で使うのは、とても広すぎて。


そして何より心細い。


うまく出来るだろうか…。


そう思うと、お腹がペコペコなはずなのに。

お弁当がすんなり喉を通らなかった。



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