最強不良姫 ―黒蝶―
―2-S前の廊下―
「あらら、もうHR始まっちゃってますね」
まだ“桜蝶”の亜由美。
亜由美と私は後ろのドアの前で立っている。
「そうね。…ってコトは……」
私はそう言いながらもう1つのドアの方を見た。
そこには…。

「やっぱり。」
溜息を吐きながら言うと、
亜由美は首を傾げた。
「あっちに何か居るんですか?」
「…水龍のトップ5が居るわ。」
そう言うと、亜由美は目を見開いた。
「……あれが、水龍…」
ふーん…みたいな感じで頷く亜由美。
すると。
水龍の5人がこちらを向いた。
…と言うか、向く直前に私と亜由美は
教室に音もなく入った。
「おいー、もうHR始まってるぞー」
担任がそう言って、
また話し始める。
私達は溜息を吐いて、席に座る。
「……と、言うわけで…。
転校生が来ている。…おい、入れー」
とドアに向かって言う先生。
ガラッ
入ってきた途端、教室の全体が
ひんやりとした嫌な空気になった。
…そりゃそうだ。
だって、この教室には…
舞蝶しか居ないもの。
ちなみに、私のクラスの
真面目ちゃんと真面目君は
見かけだけよ?
…いや、そりゃ頭がカラフルな
奴等よりはまだ真面目だけど。
普通に、舞蝶のどれかに入ってるからね?
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