last Kiss
『俺、賭けしてたんだお前と付き合えるか』

『…え…何それ』

『悪りぃ。もともと好きじゃなかったんだよ』

『だ、だっていつも好きっていってくれたじゃん…』

『ハハッ、信じちゃったかぁ。ごめんな……じゃあばいばい』


彼は私を嘲笑うように去って行った。

男の子ってそういうものだったんだ。

だったらもう恋なんてしたくない。

そう、決めたんだ。








「ま、まあちゃんは彼氏とどう?!」

話を変えないと…


「ん。普通だよ」

まあちゃんは苦笑いをうかべながら運ばれてきたフライドポテトを口にいれた。

「そっかぁ。なんかあったらいつでも話聞くからね!」

「さんきゅ♪じゃあ私そろそろ帰らなきゃ、由紀も暗いから気をつけて帰ってね?」

「あ、うん!またメールするねー、ばいばいっ」




カフェから家まで20分…遠いなー。

まあちゃんの言ってた通り、外結構暗いし気をつけて帰らなきゃ。
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