トモくんとチハルちゃん


アイスを持って部屋に戻ると、トモくんは着替えて、ベッドの上でゴロゴロしていた。


「はい、チョコでいい?」


「うん。ありがと!」


「どういたしましてー。」


トモくんの隣に座って、私もアイスの袋を開けた。


最近、こういう時にアイスを食べるのが恒例になっていて、秘かに2人の楽しみになっていた。


アイスブームかぁ、なんて考えていると隣で

「俺たち、アイスブームだねぇ。」
と、トモくんがニッコリ。


わお、以心伝心だ!


「私も今、そう思ってた〜!」


「本当に?!フフ、すげぇ。」



そして、アイスを食べ終わった私は、トモくんの隣にぴたり、とくっついた。


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