☆ムーンチャイルド☆


しかし、辺りには誰もいなくシーンとしていた。


『き、気のせいかな…』


友希は唾を飲みこみ、また勇気をだして歩きだした。


友希は月の塔内を歩き回り、階段を上り、出口を探しながら上へと昇って行った。


『魔物がいたり…朝がこないだの…封印だのって…本当に変な世界。これって…夢なのかな?本当にお母さんの所に帰れるのかな?』


友希は階段を上りながら、いろいろと考え込んでいた。


そしてそんな友希はなんだかんだで塔の最上階へとたどり着いてしまった。


最上階には広い部屋があり、部屋の真ん中に大きな椅子が存在した。


『椅子?』


友希は大きな椅子に触れた。



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