私とあなたの共通点
「みなさ~ん!聞いてくださ~い!!」



手を叩きながら、食堂のおばちゃんが言った



こんな騒がしい食堂で、当然みんなには聞こえない



私は、おばちゃんに近かったから、聞こえたダケ



おばちゃんが、もう一度大声をだしたら、けっこう静まった



「食事の様子がうるさいのでー、今日から各学年出席番号順で座ってもらいま~す」



みんながザワザワしだす



「番号はテーブルに貼ってま~す!」



見ると、ビニールテープに、数字が書いてあった



「左から順に、学年、クラス、番号で書いてます!それでは移動して下さい!!」



その声より少し遅れてみんなが動きだした



みんな一生懸命に文句を言ってる



私もその中の一人



(てか、私何番だっけ!?)



とにかく、流れにしたがって歩いた



(あっ、40番だった。そういえば一番最後だったんだ。)



3-4-40を探した



(あった!)



ちょうど真ん中の長机の1番はしっこだった



(よっし!横が壁だ!)



横が壁だと、背もたれ以外にもたれる場所があって便利



場所は気に入った



あとは話相手



これがそれえばバッチリ!!































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