さくらふぶき

恋花火



私はそれまで心の中にかけていた鍵をあけた

だって、悲しかったから

その後もりゅうとの連絡は途絶えていた

「朝霧君がりゅーなの??」

「おぅ・・・」

「・・・なんで連絡くれなかったの??」

「・・・・・」

「心配してたのに・・・」

「ごめん・・・」

「・・・りゅーはいつから私が美鈴だって気づいてたの??」

「・・・性格かな。」

「どんな性格だよっ!?」

「おおざっぱ。」

「ひっどーい!!!」

「プッ!!ハハハ」

「何で笑うのー!!」
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