”ただ、愛されたかった…”
 あゆみ先輩の事は、大好きだった。

 身近に居る人で、初めて、憧れた人。

 外見も内面も魅力的で、密かに瑠理は、

 目指していた。

 それに、仕事もできる人だった。

 やんちゃで、名前が売れてたみたいだけど

 お店では、優しい先輩だ。

 休憩の時、お菓子や飴の袋をむいて、

 ふざけて、

 「は~い、瑠理ちゃん、アーンして」

 そう言って、飴を口の中に、ほうりこんでくれる。

 そんな、バカみたいな事が、楽しくて、

 嬉しかった。

 男関係、酷かった。もう、メチャクチャ。

 あゆみ先輩の話しでなかったら、きっと

 呆れてた。

 でも、不思議と、あゆみ先輩だと、許せちゃう。

 笑ってられる。

 瑠理にとって、お気に入りの先輩だった。


 本当に、毎日が、充実していた。

 仕事にいくのが、楽しみだった。
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