”ただ、愛されたかった…”

平和の裏側

 今度のお店は、前働いてたお店のすぐ傍だった。

 知り合いの人の紹介で、働くようになった。

 お店は、1階で、外は、花や緑がいっぱいあって、

 働きながら見る景色は、とても美しかった。

 瑠理は、夕方、日が沈んでくる頃、5時以降の景色が

 大好きだった。

 何がかわるってわけじゃないけど、外の景色全てが、

 ”もうすぐ一日が無事に終わるよ”って告げてるような

 平和な匂いっていうのかな?

 うまく説明できないけど、そんな感じが大好きだった。
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