君に幸せの唄を奏でよう。
ヒューーーーーードンッ!
草野さん達のロケット花火が打ち上げられた。
「うわぁ…綺麗だね、唄ちゃん」
「そうね」
あたし達は、手持ち花火をしながら見ていた。
「楽しいわね」
「うん」
やっぱ、皆と花火をするのは楽しいな。
チラッ。
少し離れた所に、橘 奏が居る。
気にしないようにしてるけど、どうしても気になってしまう。
まぁ、向こうも向こうで楽しんでるみたいから大丈夫よね。
お互い気まずくならないし、これでいいのよね……。
「高橋」
「ど、どうしたの?」
突然、浩ちゃんが話しかけてきたのでビックリした。
「ちょっと、話があるんだけどいいかな?」
浩ちゃんが、真剣な顔しながら言ってきた。
「うん…」
なんだろ?
「悪いけど、2人で花火してて。すぐ戻ってくるから」
浩ちゃんは、亮太と佳奈に言った。
「じゃあ、行こっか」
あたし達は、亮太たちと少し離れた場所で花火をした。
なんか呼び出しくらっちゃったよ…。もしかして、今日の歌がダメだったとか?!
それとも、日頃の行いが悪いとかで説教?!
まさか、浩ちゃんの“真実のお告げ”?!嫌だー!聞きたくないよーー!
「は、話ってなに?」
あたしは、浩ちゃんに聞いた。